回復期リハビリテーションとは

脳血管疾患または大腿骨頸部骨折など急性期治療が終了した患者様に対して、日常生活動作能力向上による寝たきりの防止と在宅復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなどが共同で作成し、集中的にリハビリテーションを行う為の病棟です。

訓練室でのリハビリ治療のみならず、病棟においてもリハビリスタッフ、医師、看護師、介護スタッフによるチーム体制で、日常生活動作のリハビリが行われます。

入院対象者

• 亜急性期、回復期に集中的なリハビリテーションを必要とされる方
• 脳血管疾患などの患者様で発症後2ヶ月以内の方
• 脊髄損傷の患者様では発症後2ヶ月以内の方
• 外科的手術や肺炎などの治療後の安静により生じた廃用症候群を有する患者様であり、手術または発症後2ヶ月以内の方
• 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折で発症後1ヶ月以内の方

退院に向けてのサポート

リハビリテーション総合実施計画書

毎月、医師･看護師･理学療法士･作業療法士･言語聴覚士･社会福祉士等の多職種が共同してリハビリテーション総合実施計画書を作成し、これに基づいたリハビリテーションの効果、実施方法について共同で評価を行っていきます。

ケースカンファレンス

入院時･退院前にカンファレンスを実施し、現状把握･具体的な目標を定め、チームが個々の役割のもと患者様のサポートを致します。

日常生活動作訓練

退院後の生活を想定し、入浴動作訓練、家事動作訓練、バスの乗り降り訓練なども実施していきます。

また、退院前に外出･外泊訓練を行うことで、更に退院後の生活を安全に送れるようにサポートを致します。