検査項目についてABOUT INSPECTION
心電図検査について
心電図とは
心電図とは、心臓が拍動すると同時に流れる微量の電気を波形として記録したものです。
健康診断で行われる心電図検査は12誘導心電図といい、10箇所に電極をつけ12種類の波形を記録します。すなわち、心臓を12方向から観察し全体像を把握する検査になります。
心臓には左右にそれぞれ心房と心室があり、全部で4つの部屋があります。
![[図]](/kensin/images/about-inspection/fig_ecg-test.01.webp)
結果に何か書かれているけれど、何の事かわからないという事はありませんか?
ここでは代表的な心電図をご紹介します。
心電図でわかる事
心電図の最大の強みは、脈の乱れがないか(不整脈)を記録する事です。
他に、心臓の筋肉に異常がないか(心筋梗塞、狭心症など)を確認することができます。
ただし、検査時に脈が乱れていない、胸部の症状がない時にはわからないこともあります。
心電図でわからない事
心筋症や弁膜症などの心臓の形の異常は、心電図検査ではわかりにくいです。
弁膜症などは医師の聴診で見つかることもありますが、弁膜症などが疑われる場合は、心臓エコーや冠動脈CTなどといった詳しい検査が必要になります。
心房細動
心房が震えるとなぜいけないのでしょうか?
心房が震えているだけでは血液を十分に押し出せていない状態となります。
そのため息切れや呼吸困難などの心不全症状が現れたり、心臓内に血栓ができて脳梗塞の危険が高まる場合もあります。
![[図]](/kensin/images/about-inspection/fig_ecg-test.02.webp)
洞性徐脈
成人の脈拍数は通常1分間に約60~100回です。
1分間に50回以下の場合を徐脈と言います。
心電図の検査時、「スポーツをしていますか?」と聞かれたことのある方がいらっしゃると思います。
徐脈の場合、担当者はこう言った確認を行います。
スポーツ(マラソンや水泳など)を行うと心臓が鍛えられ、一度に多くの血液を送り出せるようになることがあります。
このような状態をスポーツ心臓と言います。
スポーツ心臓では、心臓がゆっくり拍動しても全身に十分な血液を送ることができるので問題はありません。
ただし、病気で脈が遅くなってしまうと(1分間に脈拍が40以下)息切れや、めまいなどの症状が出やすくなります。
脈が遅く症状が伴う場合はスポーツ歴の有無にかかわらず病院への受診が必要です。
![[図]](/kensin/images/about-inspection/fig_ecg-test.03.webp)
洞性頻脈
1分間の脈拍が100回以上の状態を頻脈といいます。頻脈の原因の一つにストレスがあります。
強いストレスは自律神経の乱れにつながり、不整脈を引き起こす原因になることがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経系で構成されています。ストレスを受けると交感神経が働き、心拍数や脈拍が多くなります。通常の状態であれば副交感神経が優位になる事で心拍数は正常値に戻っていきます。ただし、強いストレス状態が続き交感神経が働き続けると心臓に負担がかかります。心臓が負担に耐えられず、不整脈、心臓の違和感、胸の痛みといった症状を引き起こしてしまうことがあります。また1分間に120回以上では病気が疑われ、動悸や息切れ、胸痛、めまい、失神などの症状が現れるのことがあります。
これらの症状がある方は、医師にご相談ください。
![[図]](/kensin/images/about-inspection/fig_ecg-test.04.webp)
脚ブロック
心室内での伝導障害のことでスムーズな興奮伝達がなされない状態をいいます。
右側の伝達障害の場合を右脚ブロック・左側の場合を左脚ブロックと呼びます。
![[図]](/kensin/images/about-inspection/fig_ecg-test.05.webp)
心筋梗塞
冠動脈が突然閉塞し、その下流の心筋が回復しないダメージをうけた状態をいいます。