医療法人社団健齢会 ふれあい東戸塚ホスピタルは、ふれあいグループの病院です。

医療法人社団健齢会 ふれあい東戸塚ホスピタル

透析室のご案内

透析担当医のご紹介

谷口哲也医師[写真]
透析担当医:谷口 哲也
<経歴>

金沢大学 医学部卒業

<資格・学会>
  • 日本透析医学会専門医
  • 日本透析医学会指導医
  • 泌尿器科専門医
<重点領域>

人工透析

新任のご挨拶

本年(令和7年)、4/1より、ふれあい東戸塚ホスピタルに着任致しました谷口です。私は、大学卒業後、泌尿器科と透析科の仕事を37年間行ってきました。これまでの経験を活かして病院に貢献したいと思います。

2022年の統計調査では国内の透析患者数は34万人でした。透析患者数はこれまで増加の一途でしたがこの年初めて減少しました。しかしながら我が国の慢性腎不全の発症率は世界的に見ても9位と多く、引き続き、糖尿病をはじめとした原疾患の治療による慢性腎不全への進行予防と、慢性腎不全発症後の適切な透析療養の提供が、患者様の良好な予後において重要と考えられております。

当院の透析センターでは、透析診療医をはじめ看護師や臨床工学技士といったスタッフが患者様の安全な透析治療を日々サポートしております。加えまして、看護師、薬剤師ならびに事務員で構成された透析診療チームが、患者様の検査データのモニタリングを行っており、薬剤や透析条件の調節提案と各種事務作業を行うことで、透析診療の安定化に貢献しております。設備面では、衛生面に配慮した透析液を供給する最新の水処理システムを採用しており、必要に応じてオンライン血液濾過透析(HDF)の実施が可能です。もし、シャントトラブルが発生した場合においても速やかに急性期病院との連携が行えるように体制を整えております。加えて、本年7月からは当院での経皮的血管形成術(PTA)が実施できるように準備をすすめております。また、当院は内科、呼吸器科、整形外科の常勤医のみならず、循環器科、リウマチ・膠原病内科、脳神経内科、泌尿器科、皮膚科の専門医が在籍していることから、患者様の病状や体調に合わせて専門的な医療を提供する体制が整っており安心です。さらに、昨今の超高齢化社会において、自力移動、通院が困難になる透析患者様が年々増えておりますので、当院では患者様の利便性と安全性を確保するために、専用のワゴン車による送迎サービスを実施しております。通院透析が困難な場合には、入院透析の設備もご用意しております。また、患者様ご本人のみならず、患者様を支えるご家族様を支えることも重要視しており、近医の透析クリニックからのレスパイト入院を積極的に受けております。

このように、患者様やご家族様、ご施設様に安心して透析療養に向き合っていただける環境を整えております。透析療養に関するご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいますようお願い申し上げます。