医療法人社団康心会の基幹病院です。
医療法人社団 康心会は、ふれあいグループの法人です。

【代表電話】0467‐83‐9111

【予約電話】0467‐83‐9192(8:00~17:00)

【救急受付】0467‐83‐0099(24時間)

ご挨拶

病院長のご挨拶

市田隆文院長[写真]

―健康寿命、平均寿命、平均余命―

近年、健康寿命とか平均寿命とか、あるいは平均余命という言葉を聞くことが多くなってきたでしょう。皆さんが健康を意識しだし、歳をとってからどのような生活設計を築くべきかなどの考えを巡らすとき、一番基盤になっているのがお金や財産もそうですが健康であるということに間違いはないようです。

健康日本21の中間報告で、2016年の日本人の健康寿命は男性で72.14歳、女性は74.79歳と公表されています。この健康寿命の定義は介護を受けたり、寝たきりになったりせずに日常生活がおくれる期間とされています。すなわち、多少の薬剤を内服したり、病院に通院しても仕事をつつがなく継続したり、適度度の運動や娯楽に興じることのできる期間ということになるでしょう

一方、厚労省が公表した簡易生命表によると、2017年の日本人の平均寿命は男性で81.09歳、女性で87.26歳と過去最高を更新したとされています。国際比較でみますと日本女性の世界ランキングは87.66歳の香港に次いで第二位、男性は81.70歳の香港、81.5歳のスイスに次いで第三位ということです。

単純計算をすると、たとえば男性は要介護期間が平均寿命の81.09歳から健康寿命の72.14歳を引く8.95歳ということになります。冗談じゃない、そんなはずはないと怒り出す人もいらっしゃるでしょう。私もどうも現実的でない数字だと思います。

そのほかに日本人の平均余命という統計もあります。平均余命とはその年齢の方々があと何年ぐらい生きられるかを示した数字として理解してよいでしょう。したがって、年齢ゼロ歳の方々の平均余命が平均寿命と同じということになるわけです。この簡易生命表でみるとたとえば男性の場合、現在40歳の方々は41.96年の平均余命、寿命があるとされています。50歳で32.54年、60歳で23.67年、70歳で15.72年、80歳で8.92年、90歳で4.28年とそれぞれ記されています。平均寿命を超えていらっしゃる人がいるのも当然ですが、その人がどれくらい余命を有しているかという数字と理解できますでしょう。

これらは統計学的な数字で、この統計の収集が昨今国会で問題になっているようにいい加減な統計処理だと話にならないのですが、もしこの統計に信頼性を寄せるとするならば、自分の年齢と平均余命と日本人の平均健康寿命と合わせて、これからの生き方をじっくり考えるのも必要ではないかなと考えます。
介護を受けながら、半分寝たきりで平均余命を全うするのか、それとも好きなことを行い、好きなところへ行き、好きなものを食べるという生活を送るかどうかは、健康であるということが大前提となることはご理解頂けるでしょう。
このように健康を維持するうえで、湘南東部総合病院には疾病予防施設メディカルフィットネスがあり、また回復期リハビリテーションセンターがあり、生活習慣病外来、総合内科外来があります。皆さまの健康を守るべき、スタッフと施設が充実しておりますので、どうぞ遠慮なく自分自身の健康を意識してご利用いただければと思っております。

さて、私ごとになりますと、おおよそ15年以上は平均余命がありますが、健康寿命でみると、あまり余裕がない年齢となっています。考え方ですね、この平均値に合わないように、運動をバリバリやって、美味しい食事をたくさんとって、仕事のオンオフを明確にして、そして好きなことを継続すれば良いのかなと考えています。仕事はいやいやするのでなく、楽しくやるべきで、この院長職をもう少し楽しく続けようと考えております。

個人のことはさておき、湘南東部総合病院には優秀でかつ若手の有望な医師が集まっております。それぞれに専門性豊かな医師が互いに連携を取りながら、一人の患者さんを中心にまとまり、すべて地域完結型、すなわち湘南東部総合病院で確実に治して自宅に帰って頂き、必要であれば在宅医療も継続できるという方針で真っ当な医療を目指しております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成31年元旦

湘南東部総合病院・院長 市田隆文

  • (公益財団法人ウイルス肝炎研究財団理事長)
  • (日本ペンクラブ会員/日本エッセイストクラブ会員)
  • (日本車椅子ハンドボール協会副会長)