禁煙外来

平成25年4月から保険適用の禁煙外来を開始しました。

禁煙治療の要件

健康保険で禁煙治療を受けるには、下記の5条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 患者自ら禁煙を望んでいること。
  2. ニコチン依存症診断用のテストで、診断点数が5点以上であること。
  3. (1日の平均喫煙本数)×(喫煙年数)の値が200以上であること。
  4. 治療方法の説明を受け、治療を受けることに文書で同意していること。
    (問診票や同意書に署名が必要です。)
  5. 3ヶ月の間に5回来院(12週間の間に5回来院)いただき、診察を受けることに同意した方。

※料金は保険証が3割負担の方は全額で約2万円前後(処方も含む)かかります。

1箱440円のタバコを毎日1箱半吸われる方は毎月約2万円くらいなので比較の目安ににしてください。

禁煙を考えられている方は一度ご相談ください。(注意:3ヶ月継続して通える方に限ります)

禁煙外来は完全予約制です。 (毎週水曜・木曜・金曜日の午後)

診察をご希望の方は、事前の予約をお願いします。

電話での予約も受け付けております。 0466-25-5911

禁煙外来での治療の流れ

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禁煙治療

保険診療での治療薬としては、チャンピックス(飲み薬)とニコチンパッチ(貼り薬)の2種類があります。

患者さまの体調や病気の有無にあわせて適切な薬を選択します。患者さまの体調や病気の有無にあわせて適切な薬を選択します。

初回

問診では、治療法の説明の他、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などを確認します。 また、呼気中の一酸化炭素濃度の測定を行います。禁煙開始日を決めて「禁煙誓約書」へサインすると、いよいよ禁煙への取り組み開始です。 治療のための禁煙補助薬を処方します。

2回目

初回から2週目に、喫煙状況や離脱症状の有無・程度をチェックします。 呼気中の一酸化炭素の測定を行い、禁煙補助薬の追加処方を行います。

3回目、4回目

4週目、8週目にも、呼気中の一酸化炭素の測定と、出現した離脱症状の確認や対処法などのカウンセリングや治療を行います。

5回目

12週目の再診が最終回、治療終了です。 禁煙に成功していれば、そのまま禁煙を継続する方法、気持ちのコントロ-ル法などを一緒に考えていきます。

※保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3ヶ月です。 それを越えた場合は、自由診療となります。

ニコチン依存症とは

「タバコはやめよう」、「本数を減らそう」と思っても、なかなかやめられない喫煙習慣のことをいいます。

やめたいのにやめられないのは決して意志が弱いからではなく、「ニコチン依存症」にになってしまっているからです。

ニコチンは脳に快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。 喫煙者は快感を味わい、もう一度タバコを吸いたいという欲求が生じ、次の1本を吸ってしまう、という悪循環に陥るのです。

また、食後の一服、口寂しさなど喫煙が生活の一部になっている心理的依存もあります。

禁煙と離脱症状

禁煙をすると、個人差はありますが、イライラする、体がだるい、眠い、頭痛などの離脱症状(禁断症状)がおこります。

これは自分の力ではなかなか克服できるものではなりません。 医師やお薬の力をうまく借りてこの離脱症状を最小限にすることが、禁煙成功につながるのです。

ニコチン依存症スクリーニングテストTDS(Tobacco Dependence Screener)

各設問に対し、「はい」または「いいえ」を選択してください。

合計点数が5点以上で「ニコチン依存症」と判定されます。

最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。

設問内容 はい
(1点)
いいえ
(0点)
1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか
2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか
3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか
4 禁煙したり本数を減らしたときに次のどれかがありましたか
  • イライラ
  • 眠気
  • 神経質
  • 胃のむかつき
  • 落ちつかない
  • 脈がおそい
  • 集中しにくい
  • 手のふるえ
  • ゆううつ
  • 食欲または体重増加
  • 頭痛
5 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか
6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか
7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか
8 タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがありましたか
9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか
10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか
合計

喫煙の害について

喫煙が誘因となり罹患する病気には、肺癌、食道癌、咽頭癌、喉頭癌をはじめとした多くの癌や心筋梗塞閉塞性動脈硬化症、脳梗塞、肺気腫、気管支喘息、気胸、胃潰瘍、歯周病などが挙げられます。

女性の美容にも大いなる害を与え、不妊の原因になります。 妊婦の喫煙は胎児にも影響を与え、流早産、低出生体重児、乳幼児突然死症候群に関与しているといわれます。

また、ご存知のように、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のタバコの煙を吸わされること)による他人の健康への悪影響についても問題視されています。

神奈川県においては平成22年4月より受動喫煙防止条例が施行され、病院、学校、劇場、飲食店など多数の者が利用する施設では、受動喫煙を防止するために必要な措置(禁煙又は分煙)を講ずるよう義務づけられました。

なぜ禁煙は難しいのでしょう

タバコが体に悪いというのは明らかで、禁煙に成功した人はたくさんおられます。 しかし、禁煙できない人がその何倍もいらっしゃるのが現実です。

禁煙が難しいのは、「絶対にやめるぞ!」という本人の意志に頼るだけでは生理的にどうしても限界があるからです。 不眠、発汗、頭痛、イライラ、不安などのタバコ特有の禁断症状の辛さが、禁煙への意欲を上回ってしまうケースが大半なのです。

生理学的側面・心理学的側面の両面から徐々に低下させることによって、無理なく禁煙に導くのが当院の「禁煙外来」なのです。

ひとりでは非常に困難な禁煙への挑戦を当院の「禁煙外来」で始めてみませんか。