診療科案内

リハビリテーション科

① リハビリテーションとは

例えば内科や、外科、耳鼻科などの専門科がある様にリハビリにも専門があります。代表的なリハビリに以下の4つがあります。

心臓のリハビリ 心筋梗塞や狭心症などの冠血管疾患や、弁膜症、大血管疾患などの手術後に行うリハビリです。
脳のリハビリ 脳卒中の麻痺に対して行うリハビリです。
骨・関節のリハビリ ケガによる骨折や靭帯損傷などの整形外科的疾患に対して行うリハビリです。
肺のリハビリ 喘息や肺気腫などの呼吸器疾患に対して行うリハビリです。

② 当院のリハビリの特徴

当院は心臓専門病院ですので、上記の「心臓リハビリ」を行っております。現在、専門の医師1名と理学療法士(リハビリ指導士)5名が在籍しております。心臓病の術後の患者様に対し運動療法を行い、職場復帰や自宅退院を実現するためにしっかりとサポートします。心臓リハビリの対象となる主な疾患は心筋梗塞、狭心症、心臓手術後、慢性心不全、末梢動脈閉塞疾患などです。入院中の心臓リハビリはもちろん、希望者には退院後も外来心臓リハビリを行います。

③ 心臓術後にリハビリしていいの?

全く問題ありません。むしろ術後に心臓リハビリをきちんと行う事が今や全世界の共通認識となっています。心臓リハビリを適切に行うと、術後の体力低下が回復し、安心して自宅に退院する事ができます。

④ 心臓リハビリの流れ

術前オリエンテーション

手術の前に、術後の心臓リハビリのスケジュールなどをお話しします。また、患者様のこれまでの病歴や、ご家庭での役割、お仕事の内容(デスクワークか力仕事なのか)などの情報収集を行い、術後の心臓リハビリに役立てます。

術後ICUからリハビリ開始

術後翌日よりICU(集中治療室)で早速、心臓リハビリを開始します。寝返りや起き上がりなどの基本的動作指導や呼吸、咳嗽などの呼吸練習を行い、少しずつご自分で身動きがとれるようにサポートします。

術後ICUからリハビリ開始[写真]

病棟で行うリハビリ

ICUから一般病棟に移り、普段の日常生活に近づく時期です。この時期はベッド周辺動作の自立や病棟歩行自立を目指し行動範囲を拡大するためのお手伝いを行います。

病棟で行うリハビリ[写真]

リハビリ室でのリハビリ

一般病棟で、ある程度自立した生活が送れるようになりますと本格的な心臓リハビリを開始します。専用のリハビリルームで自宅退院を想定した実践的訓練を行います。スポーツジムの様な激しいトレーニングではございませんのでどうぞご安心ください。

リハビリ室でのリハビリ[写真]

退院時リハビリ指導

専用の個室で自宅退院前の説明を行います。ご家族様も同席して頂き、退院後の日常生活での注意点や自宅での運動メニューなど個人に合わせたオーダーメイドのお話を行います。

外来リハビリ

希望者には退院後も継続して心臓リハビリを提供します。職種や家庭での役割に応じた実用的な心臓リハビリをプランニングし、最終目標を達成するためのサポートを行います。

当院心臓外科後の心臓リハビリテーションプログラム
場所 病日 リハビリ内容
CCU・ICU 1日~2日

目的:過度の安静過度の安静臥床を防ぎ、適切な離床を目指す

  1. 挿管中の肢位確認
  2. 抜管後の呼吸理学療法
  3. 覚醒後の身体機能チェック
  4. 咳嗽の介助
  5. 離床(端座位~立位)
  6. 歩行
病棟 2日~4日

目的:ADL向上のための意欲を引き出す

  1. 呼吸理学療法、積極的椅子座位の獲得
  2. ADL獲得のための運動負荷試験(100m~100m+階段)
心リハ室 5日~11日

目的:身体的・精神的自身の回復および運動習慣の必要性を動機付け

  1. 評価(筋力・6MD)
  2. ストレッチ
  3. レジスタンストレーニング
  4. 機器を利用した有酸素運動
  5. 日常生活動作訓練
  6. 屋外歩行Ex
  7. 退院後の運動・生活指導

*ENT前に運動負荷試験実施

心リハ外来 5ヶ月間

病期に応じたリハプログラムの追加

⑤ リハビリ室からのメッセージ

心臓病をお持ちの方、または心臓の手術をお受けになる方に共通したものが1つございます。それは皆さんが「不安」をお持ちだという事です。私たち心臓リハビリスタッフ一同、皆様の不安を安心に変えるために全力でサポートします。元気に自宅退院を目指しましょう!しっかりと職場復帰を果たしましょう!

大丈夫です。私たちがずっとそばでサポートいたします。

リハビリ集合写真[写真]