院長のご挨拶

当院は、認知症を中心とする老年期の精神障害を有する方々の医療を行うことを目的として、平成9年5月に設立されました。 以来10年余の時間が流れ、この間患者さん本人に対しての治療というだけでなく、患者さんを抱えて看護、介護に悩み苦労されている御家族への支援を含めた精神医療の実践に努めております。

現在すでに超高齢社会といわれるわが国において認知症に関係する医学医療の重要性がますます大きくなってくることは論を俟たないところです。 介護保険制度の導入、アルツハイマー型認知症治療薬の登場、新しい診断法の開発などにより認知症医療も大きく様変わりしましたが、まだまだ課題は山積しています。 近年の医学医療においては様々な連携が必要不可欠となっており、認知症医療はその重要性が最たるものの1つです。

精神医療と身体医療、介護をめぐる看護、介護、福祉、リハビリ、心理、検査、栄養、さらには家庭、地域社会におけるソーシャルワークなどほとんど全ての場面で連携あるいはコミュニケーションが必要といえるでしょう。 当院は湘南地区において、家族や一般病院で介護、管理が困難になっているケースに対応できる数少ない施設の一つとして機能しています。

当院のスタッフ一同、今後とも地域の御要望御意見をいただきながら、上述の連携を密にして地域に即した地域のための医療の展開を志向して活動していきたいと思っています。

湘南さくら病院 院長 三浦 貞則