臨床工学技士とは ―臨床工学技士は医療機器の専門職です―
医療および工学の進歩により高度かつ多様な医療機器が病院内で必要とされる時代になってきました。 このような医療機器の操作及び管理には、高度な技術と知識が必然的に必要とされ、医学と工学の両面の知識を持ち合わせる専門職を求められるようになりました。 そして誕生した国家資格が“臨床工学技士”です。
1987年(昭和62年)に制定された、比較的新しい資格ですのでまだまだ知名度は低いかもしれませんが、病院内でチーム医療の一員として医師や看護師などと連携を取り、生命維持装置の操作などを担当しています。 また、医療機器が何時でも安心して使用できるように保守・点検を行なっており、安全性の確保および有効性の維持ができるように尽力しています。 茅ヶ崎新北陵病院では現在6名の常勤技士が在籍しており血液浄化業務、人工呼吸器管理業務、ME機器管理業務などを行なっています。
血液浄化業務

慢性的に、腎臓に障害のある患者様に対して行なわれる療法です。 当院で透析をおこなっている患者様は60名です。そのうち入院が59名、外来が1名であり、平均年齢は76歳前後と全国的にみても非常に高い患者年齢層となっています。 そのため、技士といっても患者様と臨床的な関わりを深く要求されていることが特徴的であるといえます。透析室の看護師や介護職はもちろんのこと、病棟の看護師とも協力し合い、より良いケアを提供できるよう尽力しています。 また、患者監視装置(30台)、透析液供給装置および逆浸透水処理装置は臨床工学技士によって管理され、定期点検・調整および消耗部品の交換などをメーカーの要求する内容に準拠して行なっています。
人工呼吸器管理業務

人工呼吸器とは、名前の通り人工的に呼吸を代行する装置で、病気や事故などにより、充分な呼吸機能を維持できない場合に使用します。 当院では人工呼吸器を6台保有しており、臨床工学技士が管理をしています。 毎日の病棟へのラウンド業務と、使用前、中、後の点検、2週間に1度の回路交換、および定期点検等を行なっています。
ME機器管理業務


輸液ポンプ、シリンジポンプおよび除細動器は臨床工学科で貸出・返却を行ない、中央的に管理をしています。 中央的な管理をすることにより、臨床工学科によって定期的な点検が行なわれるため、ME機器の安全性を維持するために必要不可欠なシステムであるといえます。
また、各部署からのME機器の修理依頼は、全て臨床工学科が受け付け、必要であれば修理を行なっています。










